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2010.08.15

試小説(7.5) 謎の資料と配られていた葉書

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聞き取り調査では、男が何をしようとしているのかを見極めるのが困難だった。
その後、男の持っていたメモが発見されたことで、調査は大幅に進展するものと思われた。

しかし……、その内容は、まるで何を意味しているか分からなかった。
この文章は何かの暗号、なのだろうか。
それとも単なる思い付きの走り書きだったのだろうか。

謎を解く鍵は、街中で配られていた葉書にあるのかもしれない。

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●系統分類(顔が由来する存在に応じた分類)

○工殻類 機械工業製品全般で、狭義には樹脂や金属などの人工素材でできた、廃棄物でないものを指す。広義には種類が豊富で見付けやすいという特徴があり、意図的に作られたと思われるものも少なくない。

・カワリダネ科 手工業製品全般、皮革など天然素材のもの。

・ゴミダマシムシ科 廃棄物や壊れた工業製品などに現れる。

・テツアレヱ科 鉄道や道路関連の装置、機材などに現れる。

○地居類 主に木石、および建築物の表面などに居る。工殻類に次いで多いグループ。狭義では天然物のみを指すが、広義では人工物も含まれる。

・ビルガオ科 建築物(単独・複数は問わず)の造形の中に現れる。

・ホムセンタリス科 家具や調度品、オフィス什器などに現れる。

・ハリガミムシ科 貼紙や看板、標識などの具合によって現れる。

○介水類(ミズナウムシ) 水の具合で一時的に見えるようになる。すぐに消えてしまったり形を変えてしまうので、撮影例は少ない。

○光陰類(スカシガオ) シルエットや影に現れる。光線の具合によって一時的にしか見えないものも多く、撮影例は少ない。

●顔立ちによる分類(系統分類ではなく形態を分けたもの)

大菌類 大きな口が特徴。「『もやしもん』の菌類に似ていて、大きいから」「ダイキンのエアコン室外機で最初に発見されたから」の2説が混同された。前者はハリガミムシ類、後者は狭義の工殻類に含まれる。なお、工殻類ネジメダイキン科には非常に多くの種類が確認されている。

オメガマウス 小文字のオメガ「ω」に似た口元を持つ種類の総称。地居類ビルガオ系に分類されるものが大半。

※他は策定中

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