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2010/12/09

捨壊資本

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日曜の夕方の地方の空港から東京へ向かうフライトの直前、
保安検査場には土産を抱えた人々の長い行列ができていた。
小さな子供を連れた父親らしきが背後で家族に語っている。
「こんなに客がいるのに、検査場は3つしかないんだもんな」

どこの地方空港だって平日の昼間など閑散としたものだぞ。
ピーク時にも余裕の設計なら、もう人気もなくなりそうだ。
それでも自治体が赤字を垂れ流さず済むようにするのなら、
もっと頻繁に遊びに行ってカネを落としてやったら如何か。

タクシーや運転代行業界で固定費が増えてしまう原理など、
業界で長い経営者から話を聞く機会があったのを思い出す。
曰く「客を他社に取られたくないから、少し忙しくなれば
すぐ増車して、余計な固定費を背負ってしまう会社ばかり」

過去10年以上も右肩下がりの状況の中で増車を繰り返して
結果として値下げ競争以外の道を選べなくなっている業界。
そのコトを経営者氏は嘆いているが彼にしても打開策など
なかなか容易に見出せるものでないコトは言うまでもなく。

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羽田からの帰りに乗ったバスの車中からは首都高速道路の
お世辞にも効率的とは言えない曲がりくねり具合が見える。
右に左に揺られながら社会資本の非効率性に想いを馳せた。

3年だの5年だので席替えをするような連中に頼っていては、
長期的な社会資本の整備などの仕事も難しいのではないか。
もちろん長期政権の弊害を避けるための席替え制度だとは
知っているけれども短期席替えの弊害の方が目立つ現状に
何らかの対策は打てないものかと思ってしまうのではある。

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