
怒り悲しみ喜び或いは恐怖感だとか不安感といった感情は、
ヒトからヒトへと容易に伝わってヒト集団内で拡大しがち。
ところが情報ときたら感情ほど感染性が高くないというか、
それこそパイプラインを通れない固体のようなものだから、
手渡しするかのような別の経路で時間をかける以外にない。
しかも被災時はパイプラインの破損で感情が漏れたりして、
情報を手渡しできる範囲を大幅に超えた領域にまで波及し、
かなりの広域に二次災害を拡散させかねないあたりが問題。
伝達経路の確認も復旧作業を進める上で重要なものであり、
安全が確認されるまで迂闊な感情を流せないというワケだ。