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2011.05.12

理系用語で読み解く社会(71) エージング

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時効変化は時間の経過に従って進行する
固体の内部応力は徐々に解消されていく

どこかに余計な力が入っていては危険だ
全体を脆弱なものにしてしまいかねない

だから姿勢を保ちつつも無駄な力を抜く
そうすれば然るべき柔軟性を発揮できる

とはいえ完全な脱力が必要なのではない
効果的な内部応力は強い外力にも耐える

そういう程良く行き届いた力の使い方を
過去十数年かけモノにしようとしてきた

もしかしたらこういうのが加齢なのかも
なんて思うようになってきた中年である

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しかし個人レベルなら難しくないコトも
集団では途端に困難となってしまいがち

曲がりなりにも統合された一つの個体と
いろいろな存在が混在する集団との違い

新たな構成要素が加わってくると同時に
古びた構成要素も残り続けるものだから

それぞれの発揮する応力の変化の具合が
大きく食い違ってバランスを保ちにくい

不用意に古い要素を排除したりするなら
他の箇所で負荷が不意に増大したりする

といって新しい要素を加える際に他への
影響を小さくするようにしても役立たず

構造全体まるごと作り直すのでなければ
細部まで解析した上で手を加えないとな

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