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2011.06.10

半生紀(26) むしろ生きているのが偶然

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一応それなりに会社員として生活していた頃が、
過去の経歴を通算すれば数年間ばかりある計算。
他の同僚が持ってた仕事を引き継いで続けたり、
または逆に自分の仕事を同僚が引き継いだりと、
属人化傾向の強い仕事も多い分野ではあったが、
一応それなりに仕事と個人の切り分けがあった。

いや考えてみれば自営業になってからも何度か
似たようなケースがあったといえばあったよな。
不本意ながら縁が切れてしまった取引先もある。
そんなのまあ今更どうなるワケでもないけれど。

前例を踏襲しつつも新たなコトを付け加えたり、
あるいは思い切って一部を捨てて切り替えたり、
そんなコトが仕事の引き継ぎの際には行われる。

しかし人生そのものは他人から引き継げないし、
逆に他人に引き継がせるなんてできやしないし、
致し方なく自分で立ち上げて自分で幕を下ろす。
ただそればかりの終わりを迎えるまでの一生だ。

そのときまでいろいろやってるであろうコトは、
可能なら誰かが引き継いでくれれば嬉しいけど、
そうならなくても、そこは自力の外のハナシで。

死後にまで持って行けないという前提に立てば、
そんな所有欲の束縛も少しばかり軽くなるもの。
確率が低くても想定すべきというのであるなら、
どうして不可避を想定せずにいられようか、と。

生命にとって不可避な死を、少しばかり早めに
受け入れておいた方が気楽に生きられるものだ。

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