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2011.06.20

雨上がりの夜の散歩

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街の灯火の一つひとつを繭のように包んで光る靄
濡れた路面の照り返しに強調される原地形の起伏
道すがら浮かび上がっては去っていく道端の顔々
かつての小川の流れに沿って響く地下のせせらぎ

川沿いだった一帯に並ぶ飲食店の看板の灯と喧噪
妙に空気感染力が強い調子外れの酔っ払いの口笛
自転車に乗され行く幼児の泣声のドップラー効果
談笑する如くに無人の公園に集う児童用乗物遊具

人の歩こうとする先へ数歩ずつ小走りに逃げては
振り向いて弱い声でシャーと言い威嚇をする子猫

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そうなんだよ深夜は猫の時間

ほとんどの人類は気付いていないが本当は横丁の
それぞれの一つひとつに固有の猫が決まって居て
たまたま通りがかったヒトが道を覗き込んだとき
目に触れる状態でいるのかどうかの不確定性原理

そんな空想を膨らませて歩くのもまた楽しいもの
だから買い出しついでに少し遠回りもしてしまう

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