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2011/07/26

自称逸般塵の不通の日記(279) 残暑の季節

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いつものように駅前の喫茶店に暑さを逃れて仕事しようと出れば、
こんな夏っぽい雲。このあたりでは久しく見なかったように思う。

ほとんど雲など見当たらず日差しから逃れられぬような快晴とか、
雨など降らせる気もないくせに全天を覆って大気の底に蓋をして
ロクに風もなくひたすら蒸すばかりの曇りの日々をもたらす雲か、
はたまた強く吹きすさぶ風に乗せて雨を叩きつける台風の雲など、
まるでオンオフどちらかしか存在しないデジタルな天気が東京だ。

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東京特別区で暮らして十数年になるが生まれ育った川越の田圃の
広い空に白い雲が黙々と湧き出ていた様子を夏になると思い出す。

そういえばそうだ、夏に限らず雲というのは静かに静かに育って、
気付けば雨を降らすか消え去るものだけど、空があれば目につく。
雲に覚えがない、とは今の暮らしの中に広い空がないコトなのか。

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