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2011.07.04

理系用語で読み解く社会(73) 孤立環境における進化の研究に役立ったコトで知られる島の名を冠した、日本を揶揄する文脈で使われる単語表現についての考察

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いわゆる日本人の特徴を掘り下げて考察すれば、
日本人という人種が存在するというのではなく、
日本列島という閉鎖環境に入ってきて適応した
ヒトを総じて日本人と称するのが適切なのかも。

たしかに生態系全体が閉鎖的であるとはいえる。
外来種の流入は少なく域内の移動が活発であり、
この箱庭的環境に適応した方が列島内では強い。

とはいえ孤島の中であろうとも、その限られた
環境の中で激しい生存競争が行われているなら、
そこで高度に発達した生物は他の環境に出ても
高い競争力を発揮できたりするものではないか。
それこそ蠱毒の如く、独特の強みを持つ存在が。

いやしかしそんな存在を現実のものとするには、
冷酷かつ非情なまでに非常に過酷な生存競争が
この狭い孤島の中で繰り広げられねばなるまい。
強力な天敵が存在しない列島内では難しいよな。

それに、多くのヒトにとっては、そんな厳しい
環境など耐えられないので実現するコトもない。
そういう厳しさがあってこその蠱毒なのだけど。

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ところで食物連鎖のトップにいるのは誰あろう、
エンドユーザーだとか消費者だとか一般市民だ。
経済活動の分野はもちろん政治活動の分野でも。

この頂点に立つ者たちが、ひとたび暴走すれば
生態系のバランスが容易に崩れてしまうコトも、
もうすでに生物界で思い知っているワケだけど、
頂点に立っているからこそ防ぐコトさえ難しい。

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