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2011.07.08

理系用語で読み解く社会(75) めん毒性ハナシ

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異なった種類でも動物が必要とする栄養素は
ほぼ共通しており、それを蓄積するのが生物
としての道理ではあるけれど、中には身体に
毒を含み捕食されにくくする消極的防御策を
採っているような生物も、いくらか存在する。

とはいえ身体に毒を持つのは自らの身体まで
害してしまわぬようにしつつ栄養にもならぬ
毒素を作り蓄えるという、生命活動の上では
いささか非効率的な対策と言わざるを得ない。

天敵を発見する能力や運動の能力を高めたり、
または大草原や大海原に大群で回遊したりと、
より積極的な防御をする動物の方が生産量で
比較する限りにおいては圧倒的に多数となる。

おそらくは大きな群となるほどの食欲繁殖力、
大草原や大海原を移動し続ける行動能力など、
そういった生存のための武器にこそ力を入れ、
毒素など余計なモノを作るエネルギーを払う
余裕などない、といった背景もあるのだろう。

逆に言えば質量において少数の生物種にこそ、
毒を持った方が有利な条件が揃っているのだ。
毒とは数の力を持たぬ者の武器というハナシ。

ヒト集団の中の非主流派でも、きっと同様で、
毒を含む諧謔は社会弱者にこそ相応しかろう。
主流派が毒を吐くような状態は長続きしない。

むしろ毒など余計なものを作らず持たないで、
環境が許す限り最大限に数を増やしていける、
そんな存在が台頭すれば競争に負けてしまう。

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毒を吐きながら小さくなっていってニッチに
逃げ込んで、その環境に固執していくだけさ。

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