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2011.08.12

自称逸般塵の不通の日記(286) 温度差25℃

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数日振りに最寄り駅の駅前へ出てみた火曜日。

商店街で七夕祭が続いているのは承知の上で、
駅前の様子を少しだけ見ておこうと思ったが、
予想通りの人出の多さにメゲて隣駅に逃げた。
やはりヒトゴミは無理だなと思い知らされる。

水曜日は久し振りに友達から電話があり長話。

猛暑の室内で長電話した後に駅前へ出て仕事。
おっとその前に食事だけど、食ったら喫茶店。
でも数日来なかなか仕事の調子が上がらない。
暑さもあるが精神的な理由が大きいので対策。

そんなワケで少し遠出をしてきたのが木曜日。

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連日「昨日より暑くなる」という予報ばかり
続くのに辟易して思い切って涼しいトコロへ、
通年10~11℃を保つという鍾乳洞を目指した。

秩父の橋立か奥多摩の日原を候補に考えたが、
橋立は数年前に訪れているので今回は日原へ。
実は地図を眺めれば同じ山塊に含まれている。
浦山の裏山、いや奥多摩の裏山が浦山なのか、
それはともかくセメント原料としても優良な
秩父古生層の石灰岩で出来た山々に洞窟あり。

自宅から快速電車を青梅で乗り継いで奥多摩。
駅前のバス停で待つバスの行先案内表示板は
「鍾乳洞」ではなく「東日原」となっていた。
交通事情により途中折り返しになっていると。

谷間の曲がりくねって狭い道を行楽シーズン
ともなれば自家用車で渋滞してしまうために、
バスは行き違えず斯様な運用をするとのコト。
普段の休日の運行パターンが、それであった。

途中に大容量の駐車場でもあれば自家用車を
駐車させてシャトルバスを運行するといった
方法も使えるかもしれないが谷間の奥の奥で
駐車場も容易に作れない場所だから仕方ない。

そんなバスが走り出したと思ったら途端に雨。
車内の行楽客たちは皆、一斉に溜息を吐いた。
東日原からだと20~30分ほど歩くコトになる。

こんな日には単独行動が却って気楽に思える。
ガイド扱いするような同行者がいると最悪だ。
そうでなくても「どうするんだよ」と慌てて
焦ったりされると雨などより鬱陶しく感じる。

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ともあれ辿り着いた鍾乳洞は予想通り涼しい。
真夏の装いのまま洞窟に入って寒そうにして
いる人も少なくない中で一人、涼を楽しんだ。
このくらいの気温だと活動的になれる体質だ。

秋や冬が待ち遠しいなと思いながら一巡して
外に出れば、いったん止んだ雨がまたも降り
高温多湿の空気に冷えた眼鏡が触れ結露する。
10分も解消しないままだったのを見て気付く、
カメラとレンズの結露対策を忘れていたのだ。
だが今さら何もできないから後で点検しよう。

カメラを肩に提げたまま使わず再びバス停へ
戻ってみれば多くの客が行列していて驚いた。
どうもバスは時刻表通りに来ていないらしい。
途中の道の混雑を思えば致し方ないと思うが、
実は鍾乳洞までバスが行って帰る途中だった。

だもんで時間を見計らったつもりが座れない。
それどころか駅まで戻る頃には相当な混雑だ。
しかし本数×定員で考えれば電車というのは
バスと比べものにならないくらい大きいので、
そこから自宅近くの駅まで、ずっと座れたが。

空腹だったので自宅の最寄りの隣駅に降りて
駅前でトンカツ定食を食うコトにしたのだが、
激しい雨が降って止んだ後の都内は蒸し暑い。
でも冷房の効いた電車で90分以上も揺られて
すっかり涼しくなった身体には温かく感じた。

もちろん満腹になり自宅まで歩けば大汗だが、
それでも鍾乳洞の涼しい気分は持ち帰れたな。

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