仕事が遅れて詰まりつつある状況に思うコトなど
どうも他人のペースに合わせるのが苦手なんだという気はしている。
誰かが決めたルールや決まりに沿って動くなんてのも得意ではない。
自分で納得して腑に落ちてからでないと、身についた気がしないし、
体得したという感覚がないままに動いても、なんだか現実味がない。
兄の使った高校の理科の教科書を小学生の頃に読んでいたりしたが、
そういうトコロから想像力を働かせて宇宙の成り立ちだの何だのと
いうモノゴトに対しては割と早くから実感を持てたような気はする。
逆に社会の成り立ちといった方面でいうと、他人に無頓着な時期が
あったせいか、かなりのオトナになるまで極めて実感に乏しかった。
ヨノナカのアレコレを構造として把握できるようになってきたのは、
それこそ大学を出て社会に入って、それでようやく、というくらい。
カリキュラムだとか指導要領などに照らせば、一方は進みすぎだし
他方は遅れすぎにも程があるという、なんとも妙な学習実態である。
丸暗記は得意じゃないし、たいていのモノゴトはすぐ忘れてしまう。
学校の授業でもノートなどロクに取らず白紙のノートばかりだった。
試験に備えて対策勉強、なんてのも手に着かず、全然やらなかった。
生徒や学生としては、相当な怠け者だったコトは間違いないだろう。
知識は書物から得て、それを実体験で補って、他の知識と絡ませて、
脳内で自在に辿れるようになって初めて納得に至るマイペースぶり。
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ロクに学校の勉強もしないくせに中の上くらいの成績だったりした
もんだから優秀なのだろうと勘違いされがちだけれど、断じて違う。
たまたま小さい頃から活字に親しんでいて、暇さえあれば考え事を
したりしていただけに過ぎず、実際は頭の開店が早いワケでもなく、
勉強家というコトでもなく、ただ勝手次第に生きる怠け者のような。
だもんでせいぜい分相応に死ぬまでブラブラと生きているつもりで。
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