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2012.02.20

暗箱に針穴(42) あの花が咲く頃には撮影に出たくなる

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またも季節は巡り、花の咲く春の季節が訪れつつある。

春は名のみの風の寒さや、と歌われてはいるけれども、
如月の頃となれば寒さこそ残るものの日は長くなって
植物も春を装い始め春への里程標を順調に歩み続ける。
開花期は梅桃蝋梅マンサクそして桜へと繋がっていき
今は蝋梅、と思いきや寒波の影響が強く遅れ気味とか。

夜に実家へ立ち寄る用事ができた日曜の日中は長瀞へ。
誘ってた友人の都合に合わせ早起きして出るつもりが、
相手が多忙で寝落ちしてしまったようで起きてこない。
それなら急ぐまでもないかと思いのんびりしていたら
こちらも盛大に二度寝をしてしまって、出たのは昼に。

郊外の電車を乗り継ぎ乗り継ぐ。待ち合わせ30分20分。
本数が少ない上に午後の下りは午前ほど優遇されない。
ロープウェー乗り場へ向かう坂道を早足で登っていき
いささか息が切れたのは最近とみに運動不足だった故。

ロープウェーは日没前に運転終了となるダイヤなので、
蝋梅園にいられるのはギリギリ40分50分というトコロ。
(徒歩で下山する手もあるが後の用事あって断念した)

しかし空は冬晴れ、出遅れたおかげで日没近い太陽が
低い角度の斜光線を、被写体に投げかけてくれている。
やはり蝋梅は逆光で透かして撮るのが最も好みである。
限られた時間の中、太陽が背景に入る完全な逆光から
斜めに光を受ける半逆光まで、多様に切り取っていく。

ときには中望遠のマクロレンズの等倍近くまで寄って
揺れる枝の先にピントを合わせてブレを気にしながら、
あるいは少し引き満開の花々をボケボケにしてみたり、
ともかくも小さな花や蕾と小枝そして背景をいろいろ
組み合わせたりして構図を作り上げようとするけれど、
僅かな動作で画面隅を狙ったのが見切れるなど難しい。

それでも何とか数カットは使えそうな写真を得られた
かなと思える頃合を見つつ、少し早めに戻っていった。
蝋梅園の隣にある百梅園は未開花の木々が並んでいる。
花は数えるほど、まだ少しばかり梅の時季には早いか。
蝋梅も蕾混じり見頃は続きそう。今年の寒さが知れる。

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傍らにはマンサクと福寿草も植えられていて見頃だが、
結局のトコロ黄色い花ばかりで撮影を終えたのだった。

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