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2012/03/11

たまには時事ネタ(82) 「上手く行かない」と思う人が激増した一年

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ヨノナカのモノゴトなど上手く行かなくても仕方がない。
というか、上手く行く方が珍しいのだ、と考えるべきで、
過去半生を振り返ってみても、けっこう綱渡りな人生で、
今ここに生きてられるのは数々の偶然が重なっての結果。

昨年の震災や津波によって生命の危機に見舞われながら
「奇跡的に助かった」例も数多く紹介されているけれど、
そんな中で辛うじて死を免れて生き残っているのが現在。

だから、上手く行かなくなった人たちの存在については
常に意識の片隅に置いておきたい、そう思うための節目。

一年を区切りとして平常に戻ろうとする人もいるだろう。
一年の区切りがついて更なる奮起を図る人もいるだろう。
ただ淡々と日常の一日として過ごした人も、いるだろう。
たぶん、その何れの過ごし方も悪いものではないと思う。

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犠牲者数だけみれば地震津波の規模の割には抑えられた
と言えるかもしれない。が、そんなの気休めにもならぬ。

犠牲者の身内にしてみれば喪失状態は続いていくものだ。
この一周忌を済ませた後には三回忌七回忌十三回忌……。
そんなもん、いっぺんでも喪主やれば分かるというもの。

そして仕事先取引先の都合、はたまた喪失感など精神的
事情から稼ぎが落ち込んだりして法事の断念を余儀なく
されたとき、容赦なく心に湧く遣る瀬なさ不甲斐なさが、
どれだけ後の人生の重荷になるか、なってみれば分かる。

……いやまあそんな個人的な感傷はともかく。

少なくとも記憶している人々の寿命が尽き果てるまでは、
失われた生命の記憶も人とともにヨノナカに残るものだ。
そして今日、ようやく最初の一年間が過ぎただけのコト。

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