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2012/04/10

暗箱に針穴(43) 南中コトをするのかと思うかもしれないが夜桜

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月が南中する時間帯を狙ってカメラを担いで土日の深夜に近所を出歩いてきた。

個人宅の庭の桜の大木が路地に張り出して満開の花をつけているトコロがあり、
昼間でも通り掛かった人が足を止めて魅入られているようなスポットなのだが、
それを夜、ちょうど満月過ぎたばかりの月を背景入れてに撮ろうと考えたのだ。

ほぼ南北に走る路地、月が真南に近い方角でないと背景として取り入れられぬ。
当然ながら時刻は真夜中、街灯があるとはいえ当該地点の照明は明るくはない。

土曜の夜、日付変わって日曜になった頃、外を見上げれば千切れ雲が流れる空。
風が割と強いので高感度に強いボディと明るい望遠マクロの組み合わせで出た。
雲の流れが速く、ときに月を完全に隠してしまうコトもあるが、雲の切れ間に
月が出れば虹模様の彩りを作り出すのを狙い冷たい風の中シャッターを切った。

やっぱり高感度撮影ではノイズが厳しく画像を拡大して使う気にならないので、
同じように月が出ていて風が弱かったならば再び翌日にも撮りに出ようと決意、
月曜になった直後くらいに空を見て、ほぼ無風ほぼ快晴を確認した上で今度は
別のボディにズームマイクロレンズをつけて三脚を添え同じ路地へと向かった。

前夜とは違って温かい空気で微風ただし空は徐々に霞のような雲が濃度を増し、
前夜のような彩雲にはならず月の光は白くボンヤリと拡散していくような情況。
軽く絞り込み1秒から8秒の範囲でシャッターを切っても三脚上の機材のブレが
ときたま画像を歪める程度で落ち着いて構図を練りながらの撮影に集中できた。

蛍光灯や水銀灯の色を補正しつつ現像すれば月は画面上で妖しい色合いを放つ。
ノイジーで暗い画面も夜の朧気な様子を現すかのような1晩目に対して2晩目は
驚くほど鮮明で明るい写り込みと、対称的な撮影結果は甲乙付けがたいトコロ。

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自然現象を待ち構え頃合を見極め間合いを計って瞬間を切り取り画像に落とす、
そういった一連の作業を撮影というのだと、こうした写真を眺めて改めて思う。

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