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2012.04.23

理系用語で読み解く社会(81) ゑひてる媒質論

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ヨノナカを伝わってくる情報の大半は他人を媒介として伝わるもので
媒質となるヒトの能力や思想信条フィルタ、意志や感情に影響を受け
受容されなかった部分や伝達されなかった部分は失われるし中継する
際には脚色が加えられ、しばしば受け手の感情を揺り動かそうとする
性質が元の情報より大幅に強化されているコトも多いので警戒が必要。

しかもヒトの生物学的特性に由来するのであろう、特に素朴な怒りや
無垢な哀しみといった部分は情報の中でも媒質に吸収されやすくかつ
伝達されやすいし、媒質としても最も脚色したくなるトコロなワケで。
むしろ元情報を溶媒で抽出して感情エキスを濃縮するようなものかな。

なにしろ、ちょっとした文章の違いだけでも、というより文脈の上で
容易に示すコトができてしまうのが感情というものであるからにして。

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そう考えてみれば濃縮感情エキスで培養された人は現代の社会に多い
ような気がするけど、もしかしたら濃い味付けに慣れてしまった人が
薄味の料理を物足りないと感じるのと同じように、感情成分の希薄な
情報に満足できなかったりするケースもあったりするのかもしれない。

あるいは高濃度の感情成分を含んだ情報に対する依存症のようなもの?

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