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2012/05/14

理系用語で読み解く社会(82) 遊びのない歯車は噛み合わせが難しい

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ネット上での噛み合わない議論を「言葉遊び」と称して逃げるのは簡単だ。

文系の人たち、中でも哲学宗教心理方面とか漠然としたモノゴトを厳密に
定義して理屈として語るような訓練を受けた人たちに目立つように思える
のだけれど、それは単に理系出身者だから彼らを理解できていないせいか。

しかし現実に存在する問題の多くは輪郭も見極められなかったり、中心が
何処にあるのかも明確にできない、ただボンヤリとした分布だったりする
もので、そういうのは理系的に程度を見極めるなどの手法が合いそうだが。

まあそのあたり、理系文系なんて分類をするのも言葉遊びのようなものか。

知らない用語を使ってるのを見掛けると、何か物凄い高度なコトを語って
いるように感じられてしまいがちなのが人間というものであるらしいけど、
でも調べてみたら何のコトはない用語だった、というのは往々にしてある。

実は大した意図があって使っているのではないのかな、と思えてしまって。
ひょっとしたら、単なる思考コスト節約の目的で、漠然としたイメージを
ちょっとクールっぽい単語で示してみたりしているだけなのではないかと。

そう感じられるようなケースは、ネット上の遣り取りで幾度ともなく見た。
結局、適当なレッテルを貼ってる人がレッテル通りの存在に見えてしまう。

それはまあ、ひょっとしたら受信側の誤解なり理解不足などもあるのかも
しれないのだけど、しかし知識と知識の比でいえば前者が過大であったり
すると単語に振り回されやすいという、それだけのコトが多いように思う。

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(無自覚な部分も含めて文脈から匂ってくる)目的とは裏腹な用語や文章は、
全く当人の為にならぬ上に周囲にも迷惑が掛かるのだから改善してほしい、
そんな風に思ってしまう場面が割と頻繁にあったりするのがネットの世界。

それなりに幅のある用語をどう使っているのかを文脈や行間から嗅ぎ取り、
その方向性や程度を踏まえた上で相手の(無自覚な部分を含む)意図を探り、
相手のベクトルに合わせた話題を振ったり、あえて少しずらしたベクトル
を示してみるなどするコトで、上手く行けばギアをシンクロさせるコトが
できる場合があるのだなと思えるようになってきたのは、ここ最近のコト。

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