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2012/05/25

石蹴ってイ~~ってなっちゃってるようなときに柔軟に動けるかって問題

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迅速な意志決定が、政治にも企業にも、そして個人にさえ求められる昨今。

ヒト集団においてヒト個体のスケールに照らし迅速だと認められるような
意志決定の速度というのは、ヒト個体なら条件反射にも相当するであろう。
巧遅を避けるとすれば半ば機械的に判断を下す、拙速な対応となるワケで。

条件反射を身に付けるには繰り返し条件付けを与えるために時間を要する。

ヒト集団の場合は明確な判断条件を規定して特定少数の人物が判断を下す
といった仕組みを作るコトで迅速な意志決定が可能になるが、その条件は
しばしば複雑に変化する社会情勢に強く影響を受けるものであり、過去の
蓄積をもとに定めるとしても妥当な範囲を決めるまでには試行錯誤を経る
などの必要がある上に、いったん決めれば終わりというワケではなく常に
基準の見直しを継続していかねばならないなど、社会的コストは安くない。

それほどまでコストを支払ってもなお意志決定の迅速さによるメリットが
上回るという認識に立ってそれを推進するヨノナカの風潮も、必要となる。

「意志決定プロセスが明確でないから信用ならん」「納得できん説明しろ」
そういう一部の声にどこまで耳を貸すか、といったトコロまで考えないと。

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長いコト条件の見直しや意志決定体制の改革にまで踏み込んでこなかった、
言うなれば訓練を怠った状態であり、訓練を受けた昔の“適切な”対応を
まるで事情の違ってしまった今のヨノナカにおいて実施しようとした上に、
その反射も劣化していて稚拙な動きしかできなくなっていたと、ようやく
気付いて大脳で考えて動こうとしているもんだから、動きが鈍くて当然だ。

ただし条件反射が常に良いというワケではないのはヒト個体を見て分かる。
臨機応変な対応をするには不向きなのが、条件反射というものなのだから。

せっかく臨機応変に考えねばならない状況なのだから、時間を掛けられる
ような問題に対しては、じっくり考えて練り上げていってもいいと思うな。

もちろん、その前に一通りの課題を洗い出して優先順位をつけて、緊急の
処置が必要な部分を済ませてからでないといけないのは、言うまでもない。

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