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2012.08.11

悪人になりたくないでござるの病あるいは外部悪依存症

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因果応報的世界観を信奉する人にとっては、ちょっとした身体の不調さえ
「自分が何か悪いコトをしたのではないか」という不安材料になるらしい。

体調不良そのものが大きな問題ではないという説明は大して役に立たない。
そんなのどうでもいい(事実だけどアタシ可哀想でしょ)から、アタシ悪い
コトしたワケじゃないよねって言ってほしいの、誰々が悪者だ、と明確に
指摘してくれると安心できるの、云々、といった思考の流れが推測される。

でもそういう外部悪への依存は、ある種のドラッグや麻薬のようなものだ。
強い依存性がある上に精神を蝕んで、しまいには陰謀論が手放せなくなる。

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文句を言えないくらいの悪者がいるなら「正義の為に」という大義名分で
思う存分叩けるという発想は、おそらくヒトに割と普遍的な性質だと思う。

それをこじらせると、「文句ないくらい」でなかったとの情報があっても
言い逃れとしか受け取れなくなってしまい、陰謀論へと突き進んでしまう。

外部悪依存症の下地は充分にあるのだ。潜在的依存症患者は数えきれまい。

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