中央だけでは完了しないし現場だけでは指揮できない
官僚というのは自ら学んできたり経験してきたコトを消化して
後の世代が続くような仕組みを考えていくのも仕事なのだなと、
旧軍官僚あたりの人たちの回顧などを読んだりしていて思った。
その一方で彼ら自身の学習や経験の及ぶ範囲から外れた部分に、
やはり想像で補うだけでは足りない面もあるのだなとも感じる。
中央の仕事というのは末端まで規律を行き届かせ全体が円滑に
働ける環境を整えるコトだと思うのだが今も昔もソコは弱いか。
最前線というのは与えられた任務を忠実に守るコトが求められ、
かつ規律を守り、また自己および所属組織を守るコトも重要だ。
しかし現場は何が起こるか分からない上に緊迫した場面も多く、
任務不達成や人員喪失といった想定外の事態は無数に発生した。
さらには守るべきモノゴトが沢山ありすぎて優先順位が混乱し
結果として規律が守られなくなったようなケースも少なからず。
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