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2012.11.15

他人とは近くて遠い存在

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ある事象にまつわる、いろいろな視点の人の意見を見るような場面で
ほとんど無意識に「自分と似た視点の主」と感じた人の意見を是とし、
逆に、それに対し批判的な意見には疑念を抱いて読むなどする傾向は、
多かれ少なかれ誰にでもあって、“人間としての性”とでも言えよう。

もともと群れで生きる動物の期間が長かったのが、ヒトに繋がる祖先。
同調心と敵対心とは、身内との関係を強固にし群れを維持するための、
いわば絆の役割を果たすのだが、そこには身内以外に対して排他的な
態度を見せて身内との差別化をする仕組みまで含まれてしまっている。

そういうヒトの持つバイアスをどれだけ軽減できるかが問われる社会。
おそらく対話や議論における「誠実さ」というのは、そういうものだ。

得てして他人がそうしているコトには敏感だったりするものだけれど、
得てして自分がそうしているコトには鈍感だったりしがちなので特に。

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同じ場所に立って同じ方向を見つめてみたとしても、人によって全く
焦点が異なり違ったモノが目に映るコトも、実際しばしばあるものだ。

ましてや立脚点も違うし視線の方向も画角も焦点深度も違う、そんな
他人の見ているモノゴトを、全く過不足なく同様に捉えられるものか。

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