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2012.12.22

ブラックそれは事実上の無党派

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マスメディアで「事実上のミサイル」という語が使われているのを
気味悪がったりする人も少なくない様子が、個人的に不思議だった。
国家として公式にそう言っているのを違った表現で示すのは、可能
ではあるが現実として非常に勇気の要る選択となるものなのであり、
「ロケットと呼ぶとは売国奴か」的な視聴者様の声もあるだろうし、
そういうクレームを避けたければオカミに従うのが最も安心できる。

顧客が無難なモノばかり求めるから提供する側も無難なようにやる。
どちらかというと「マイナスがない」方を選択するようになるのだ。
商品やサービスを考える際は最も文句を言う人間を基準にしとけば、
少なくとも攻撃を受けたり炎上の憂き目に遭う可能性は軽減できる。
一部の反権力を標榜する者が考えている「事実上の統制?」てのは、
実は国民≒オキャクサマの絶大なるブラック権力に依るものなので。

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ただ皆が冷え込んだヨノナカで懐深くまで寒気を感じるような今は、
何を措いても自身の保温を第一に考えてしまうのが人情ってもんで、
「寒いんだからこれくらい許せよ」とばかり必要以上に自己肯定を
重ねていってブラック化する自らの姿に気付けぬまま病は進行する。
それが提供者側の「失点をなくしたい」意識に合致してブラックが
肯定され受容されるコトで自覚ないまま症状は急速に悪化していく。

もちろんブラック消費者に迎合しない提供者がいても多くの場合は
客が離れてってしまったり酷いときには不買運動を食らったりする。
そんな事情もあって提供者もブラックには迎合せざるを得ない圧力。
特定政党を支持しない無党派層が増えているのもオキャクサマ感覚
から考えれば当然のこと。「アレがダメなら次コレで、コレがダメ
なら次ドレだ?」ってやってるだけに過ぎないのだから、有権者は。

先日見た夢では、自分が外注として現場社員から仕事を安く叩かれ
その原因を探っていくと中間管理職が現場に予算削減枠を押しつけ、
さらに上層部では収益が厳しいからと予算枠縮小を決定するのみで、
要するに中間管理職以下の現場に対しては何の知恵も支援も与えず
投げしトップダウンで全員が予算すなわち会社のカネばかりを意識
するように仕向けられた構造だと理解して、縁を切ったという内容。

とはいえそういう企業は意識が高いから消費者のブラックには頭を
下げるし外注先への発注がブラックでも社員の不平が許容範囲内で
あれば外注先を入れ替え続けて企業の存続は割と難しくないワケで、
単に法人ぐるみで消費者のブラックな部分を下流に流しているだけ、
途中で受け流してもらえるものではないというのが強い実感である。
この夢の内容ほぼ実感そのままで今まさに別の仕事先を求めている。

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