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2013.04.29

暗箱に針穴(51) 駆け足で逃げゆく月を追い

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一日ダラダラと過ごしてしまった日曜の深夜、ふと窓の外を見れば
物干し台のトコロに巣を架けた蜘蛛が月にシルエットとなっていた。

急いで三脚を窓辺に据え、いつもの望遠マクロを載せ撮影を試みる。
フォーカスさせたら月の方へ吸い寄せられてしまうのでマニュアル、
あるいはライブビューでコントラストAFによって合わせて軽く絞り、
少し長めに1~2秒くらいで切り出したら風で巣が揺れるらしく少し
ブレたカットも混じってしまったが、まあ月が逃げる前に幾つかは
モノにした。そう、こういう光景は足が速いので鮮度が大事なのだ。

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月というヤツは本当に逃げ足が速いものだと、望遠で撮ると分かる。

二週間ほど前には細い細い三日月が沈もうとするのに出会ったので
西の空を見通すためアパートの通路に脚を据えて35mm判換算2000mm
あまりの超望遠で動画を撮って、じわじわ動く様子を少し捕らえた
ものの試行錯誤の途中で月が沈んでしまったので近く再挑戦したい。

もちろん月だけではない。太陽や惑星、星座なんかも同様に逃げる。
光源が逃げるというコトは即ち影も逃げるというコトになるのだし、
流れる雲およびその影はさらに速いものだから、まあ気が抜けない。
風景写真というより光景写真と呼んだ方が実態に近いのかもしれん。

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