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2013/04/28

出張旅行記(53) 城を巡って日が暮れる

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世間でいう黄金週間は出張から始まった。行き先は松本、日帰りで。
出張ついでに立ち寄ったのは松本城。国宝の城を訪れるのは姫路城
に2度ほど行っただけなので、ようやく2つ目というコトになるのか。
ちなみに重文の城では松山城、松江城、丸亀城を訪れているのだが、
国宝重文合わせ12あるというから、まだまだ先は長いというワケだ。

でも日本の城といったって、戦国末期~江戸期の城ばかりではない。
一国一城令で放棄されただとか単に時代の変化で戦略上の重要度が
下がって使われなくなったりしたのが実は日本各地に点在していて、
むしろ古代から中世にかけての城というか砦というか防御拠点など、
たしかに人々から注目されるような遺構こそ多くないものの歴史の
移り変わりを教えてくれるようなのが、それこそそこかしこにある。

まあそれはそれとして松本城。さすがに国宝だけあって保存状態は
良好だし城としての完成度も高い、その一方で姫路城などのように
複雑に入り組んだ防御構造がそれほどなくて適度な距離から黒々と
聳え立つ天守閣の全体を視野に入れられるなど見応えの面でも良い。

まあこれだけのシロモノ、維持するのに相当な費用が必要とはいえ、
地域を代表するスポットとして皆が負担してでも保存したくなろう。
でも、そういうのさえ許さなかった風潮が、当時あったのだろうな。
武家社会への反動とか否定とか古いモノに対する無関心、云々……。
そういう時代を乗り越えて残って保たれているだけでも価値はある。
古いから価値があるのではなく、残すために多くの人々が努力して
それが積み重なってきたからこそ、というコトになるのではないか。

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しかし土曜に出張するコトは滅多になかった上に連休とも重なって
特急券の確保が遅れて狙っていた列車より前に出るコトになったり、
繁忙期のみ運行の列車に乗ってさえ行楽客の混雑に巻き込まれたり、
現地に着くまでの間で既に疲労を感じてしまったあたり、そもそも
もう半年以上も出張どころか仕事さえロクに入ってこなかったため
体力が減退しているのが未だ回復していないのだろうな、と感じる。

前日も雑用などしていて眠れたのは出発前の2~3時間というトコロ、
帰宅は深夜、車中で少しは眠ったというものの寝不足は相当なもの、
そこへ出張による疲労感、ひとまずカレンダー上は連休というコト
もあって時間的余裕があるという感覚も混じり翌日ほぼ何もできず。

とはいえ特急に揺られて車窓の景色を眺めるのは楽しいものであり、
車中の朝食にと握り飯を買ったり自販機で飲み物を買ったりしたら
釣銭で誕生年の100円玉が合わせて3つも手に入ったりで少し嬉しい。
まあそれなりのギャラさえ用意してくれれば、やはり出張は歓迎だ。

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