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2013.05.07

役に立つか苦言かどうかは受け手次第(115) 知らぬならほっとけ、とは言えない

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より子育て支援に役立つ社会保障制度を、との動きがあるのは知っている。
それはまた、単身者や子供のいない夫婦に不公平感をもたらすのも事実で、
「子作りどころか結婚もできない人までがリア充のために負担させられる」
なんて嘆きの声もソーシャル()では散見され、それなりの支持を得ている。

税と社会保障の不公平感というのは常にあって完全になくすコトは無理だ。
少し前には生活保護など槍玉に挙げられたりしていたし、年金や高齢者の
保険制度なども世代間の負担格差の大きさが問題視されている、けれども
これらの制度があってようやく生活が成り立っている人がいるのも事実で。

底辺に近い方から徐々に貧困へと沈みつつある平成の日本社会、いや国の
経済状況が悪化すると底辺から沈んでいくというのは古今東西ほぼ共通の
コトなのだけど要するに近年の日本経済の停滞が長く深刻であったという
事実を示しているだけなんだが、そんな中だから人々は他を嫉み妬みする。

それともう一つ、家族観が大きく変化したコトも影響しているような気が。
世帯が小さくなり単身生活者が増えたし世代間の交流も少ないもんだから
身近に子供がいなくて子供たちの実態がよく分からない、という人も多い。
こういうのもまた無用な嫉妬のようなものを招く原因の一つなのだろうな。

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その人にとって身近な子供たちにこそ財産や時間を費やしたい、身近さの
度合いに応じて差別していきたい、というのが生物としては自然な発想で、
高齢者や生活困窮者を対象とした福祉にしても同じようなものなのだけど、
社会の枠組の中でそれを平坦化させようとしているのだから多少の軋轢が
生じるのも無理からぬコトだろうし互いに知って配慮するようにしていく
取り組みみたいなのがないと断絶が深まっていくばかりなような気がする。

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