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2013.08.22

科学系ヨタ話(21) 天然植物キケイダー

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ふと思ったのだけど遺伝情報ってのは計算機になぞらえて言うなら
「生命誕生以来連綿と受け継がれている超スパゲッティなコード群」
といったトコロなのだろう。ときたまコピーミスで変化が生じたり、
稀に新たなコードが追加されて以前なかった形質を生物にもたらす
一方、使われなくなったコードは稀に大きく削除されるコトもある
ものの多くはコメントアウトされただけのような状態で、これまた
たまにコピーミスが生じるけど修正されないままで残り続けていく。
だから現状、使われない部分が結構な割合を占める、という感じで。

それから、子孫に受け継がれる情報の源は生殖細胞、というかその
中の配偶子であって体細胞ではなく、それゆえ特定の個体に生じた
悪性新生物などは必ずしも次代以降に受け継がれるとは限らなくて、
むしろ「一代限り」の方が多いはずなのに、「化学物質や放射線で
奇形が生まれた」という極端なケースについての情報だけ流通する
もんだから大きく違ったイメージが広く流布されているのだと思う。
まあ怖い情報ってみんなきゃーきゃー言いながらも好きなんだよね。
だからメディアとかソーシャル()上の個人が流すのも、そればかり。

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ここ2~3年、「遺伝子に傷が」「奇形が遺伝が子孫が」なんてのが
ネット上の呪具として流れてたりするけど、大概の場合は成長点が
ちょっとしたトラブルで増減したり変形してしまったに過ぎぬ一代
限りの生育異常の植物だったりする。そもそも植物と動物では成長
や分化のプロセスが全く違っていて、計算機でいうならOSどころか
そもそもアーキテクチャから別モノ、というくらいで参考にならん。

いやむしろ「珍しいの見付けたよ」と喜んでしまうくらいなもんで。

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