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2013.08.19

徒花作戦とか周知プレイヤー

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社会の階層構造は所得格差や職業・居住地の格差などに
因を発し生活習慣や人脈など広義のライフスタイルにも
強い影響を与え次の世代に至れば教育ひいては知識の差
へと繋がって同程度の社会階層の再生産として果を結ぶ。
公教育の充実を図るのは階層格差の固定を避ける目的だ。

この知識や教養の差というのが非常に厄介なように思う。
そして多くの場合このことが階層間の対話の妨げとなる。

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如何なる階層の出身であっても経験に応じた知恵を持つ
者というのは必ず居り、その知恵は大いに役立つものだ
けれども知恵というのは受け身の立場であるコトが多く、
知恵を受け容れない者が大多数を占める階層では無力で。

基本的には力、なかでも数の力がヒト集団では強いもの。
知恵があるかどうかでなく強硬な声や過激な意見の方が
大概の場合は声が大きくて、それにヨノナカ流されがち。
で、しばしば「クレーム避け」が低コストな選択となる。

つまり、「ゴネ得」というコトになってしまうワケだが、
対話が困難になってきてるから、そんな手段が罷り通る。

できることならば説明/説得/周知し理解してもらって
温和に抑えたいトコロだが、そのために必要なコストが
高すぎる、それを予想してなかったり見込んでいなくて
拠出できず結果的に強行されてしまう/強行してしまう。

そうしてヨノナカの軋轢は社会の亀裂に繋がり破れ目は
徐々に拡大、終には「修理するより作り直した方が早い」
と考える者たちが破口を閉じようとせぬどころか広げる
ようになって、社会の中にいる人々に悉く被害を与える。

ただしその先は、集団の性質によって違ってくるはずだ。
作り直すために破壊するという動きが優勢であるならば
そのまま社会は転覆、再構築という流れになってくるが、
破壊を抑えようとする傾向が強く働くような集団ならば
人々が混迷に疲れてしまって破壊は止まり、中途半端に
壊れた枠組の中で皆が文句を言いながら修繕する羽目に。

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まあしかし、そういう暴走もたまにあると思わないとな。
たとえ一時の徒花であっても実の一つさえ結べば残せる。

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