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2014/04/19

役に立つか苦言かどうかは受け手次第(120) 「釣った魚にエサをやらなきゃ逃げてくよ」

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先日、顔見知りの新聞屋の営業が来て「消費増税の影響で新規の客が
欲しいから、いろいろオマケするんで短期だけ契約して」と頼まれた。

たまにこういうコトがある。そしていつも大量の土産をくれたりする。
「こんなにくれたら儲けもないだろうに、何ならもう少し長く取るよ」
と言ったが、「たまに新規で取ってくれる客が必要」との説明だった。

要するに組織として新規獲得の成績に偏重した評価をしているのだな。
「ご新規さん」に手厚い営業は新聞屋だけでなくケータイ屋も同様で、
乗り換えた客に払っているキャッシュバックの金額などを見ていると、
長く乗り換えずに使っているユーザーとしては、何とも苦々しく思う。

そのくせキャリアは「人気の端末」やその類似品ばかり売り出してて、
古くからのユーザーに対しても新しい形の端末以外の選択肢を出さず、
その新しい端末を使うとなれば容赦なく月額数千円後半の料金を要求、
つまり、暗黙裡に値上げを強要しているかのように思えてしまうのだ。
客単価を上げるための施策という営業的な観点では正道なんだけどさ。

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新聞も携帯電話も日本全国の市場ほぼ飽和状態で数社による寡占状態
みたいなものだから競合から客を奪うか客単価を上げる以外に成長の
道はない、という点では同じ構図となっている。だがそれはこれまで
10年20年と続いてきたデフレ傾向の中で妥当な戦略だったのかどうか、
むしろネット媒体やIP通話など新参者に客を取られていないだろうか。

寡占状態の市場の外に勃興する新たな脅威に気付くのが遅れてしまう、
というのは「良くないがよくあるコト」なので強く責める気はないが、
こと携帯電話会社に関してはデフレの中でも他分野から顧客を奪って
成長してきたような分野なので、もうちょい客を大事にした方が良い。

数年前に買った、少し特徴的な電話機を、当時のプランのまま使って
いるが、その代わりになる端末はない。どいつもこいつも薄っぺらい
ノッペラボウな端末しかなくて、とてもではないが買う気も起きない。

本当は、長く使ってきたのだから契約を変えたくはないのだけれども、
今ある電話機が壊れてしまったら、考えてしまうんじゃないかと思う。

キャリアメールのアドレスも捨ててMVNO回線にでも移行してやろうか。

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