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2014.06.09

たまには時事ネタ(99.5) 立法めいとる

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それぞれが自分たちに課せられた制約を取り除いていこうとしている
だけだったりするのに、全く違う方面から「害悪」だの「改悪」だの
非難を浴びせられたりろ蛇蝎のように忌み嫌われるのが今のヨノナカ。

時間や物資などの制約や、身を置いている環境に由来する制約、また
過去の経緯により作られた膨大な法令により縛られている場合もある、
いずれにせよ一人ひとり各々に、それぞれ全く異なる制約があるもの。

他者の制約条件を認識できず「できるはずなのにできない」と勝手に
考えて対象に不善なる心理を想定する、そんな感覚はヨノナカに蔓延、
当事者たちからしてみれば的外れ甚だしいような非難まで飛んでくる。

誰も彼も、すっかり多様化してる社会を把握しきれていないのかもな。
特に社会全体を見渡した視点に立っているのが望ましい者たちでさえ。
いやソイツらを選ぶヒトビトの問題なのか、民主主義というのの弊害。

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多様化したそれぞれの類型に一つで合う制度なんて設計は無理だろう、
いくつかのパターンを設けて各ケースに割り当てるなり選択させたり、
その上で妥当でない使い方には監視や規制をかける、では駄目なのか。
むしろ重要なのは後者であり、本来の主旨に外れたケースの取り扱い。

あと必要なのは、それぞれのケースに対するバランス感覚であろうか。
時代は常に流動し続けるもので、当初こそ各パターンに対し不均衡が
生じないように設計されていても、後になれば必ずズレが生じてくる。
それを随時、是正していく運用、そのためのポリシーのようなものも。

残念ながら、こういう運用というのは非常に地味で人気を取れぬのだ。
しかし、その地味な運用こそ最も効果があるはずの作業なのであって、
適用を考慮されてない対象にまで導入させたらどうかなどと難癖つけ
反対を押し通そうとする姿勢では決してないと思うのだがどうなのか。

ていうか立法を含め制度作りの仕事てのは、多種多様なケース全体に
目を光らせて、全てを網羅できる枠組を作って後々の運用まで考えて、
さらに効率にも配慮、たとえばどのくらいの漏れやロスを許容するか、
その場合の救済措置には何を用意するかといった細部まで行き届いて
かつ総合的なバランスを崩さず今ある実態をより良いものにしていく、
みたいな高度な設計なんだと思うんだけど、なかなかそこが見えない。

まあ実際そこまで高度な仕事は今や政治家だけでは無理なのだろうし、
まして野党では多大な手間を注ぎ込んで設計したところで採用される
なんて期待も薄く、そんな努力など放棄して支持者向けのアピールに
力を入れた方が勢力を伸ばしやすい、だからそんな連中ばかりになる。
ただ少なくとも政治家というのは、鬼の首を取って誇らしげに掲げる
だけの仕事ではなかったはず、とは強く思っているのだけれども何か。

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