依存性のある娯楽か
一見それっぽい理由さえこじつけられれば、文句をつけて扱き下ろす、
それによってストレスを発散するのを好む人もヨノナカにはいるけど、
さらにそこへ憂さ晴らしのネタを提供するビジネスも、また存在する。
それは(あまり詳しくないが)たとえば夕刊紙や週刊誌、電波媒体なら
ワイドショーとか、「ニュースバラエティ」と称する娯楽媒体の数々、
あとネット上の一部のサイトとかブログのようなのも、きっとその類。
そういうのによくあるのが天網恢々的なハナシだったりするが、要は
専らフィクションの領域で勧善懲悪的ストーリーとして語られてきた
ような筋書きを現実のデキゴトにも求めようとする人がいるのだろう。
ノンフィクションにまで漏れ出てくるのは宜しくないと思うのだけど。
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感情面の要素を過剰に脚色したモノガタリとか作り話とかに依存する
のは度が過ぎると現実が面白く感じられなくなるのではないかと思う。
何と言うか、ある種の依存性があるような気がする。ていうか、提供
する側との相互依存関係が、割と安易に成立するのだろうという仮説。
他人の好みに口出しするのは無粋なコトだと承知の上で敢えて言うが、
いや違う、無粋だという認識があるならば、あたかも現実そのままで
あるかのように装って過剰な脚色を施したモノガタリを、ヨノナカに
飽和しかねない勢いで提供するようなのは、さすがに行き過ぎだろう。
まあ実は、提供する側こそが顧客に媚びるコトに依存しているのかも。
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