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2015/05/14

水に対し正直な構造

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雨水や下水の配管などを見れば、まさに水に対して正直な形が分かる。
個人的には建物の外壁に見える配管類の中でも特に注目するポイント。

圧の掛かった上水道やガスなどは勾配を気にしないでいい、空調とか
温水などではそもそも管の素材も柔軟だったりする「ユルい」配管だ。

そういったのに対し、雨水下水は硬質素材で作られている上に適切な
流れを作るため決して逆勾配が許されない、いわば「ハードな」配管。

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もちろん排水でも縦方向の管ならハナシは簡単だ、しかし横の方向に
流そうとすれば、水を流したい向きに僅かな傾きを作らねばならない。

とはいうもののハードな管を接続する継手もまたハードな素材であり、
しかも基本は直角。斜めの継手も存在するが角度のバリエーションは
極めて乏しい上に他の制約もあるらしく、ソレが役立つ場面は少ない。

継手は僅かな勾配なら吸収できる程度の許容範囲を持っているものの、
様々な都合で「僅か」でなくなった屈曲までは対応してくれないから、
ちょっと変則的な形状の建物などの排水管が、かなり変則的な形状で
どうにかこうにか辻褄を合わせて水を流そうとしている様子が楽しい。

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