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2015/10/06

何かの念を送ってた

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日曜夜遅く実家からの帰り毎度寄る神社、拝んでこうと思ったら先客。
境内に入ったあたりでチャリンという音がしたので、どうせ参拝客も
ほとんどない深夜だし敢えて並んで拝むこともあるまいと待ってたら、
その男は予想に反し頭を垂れたままで、ちょっとばかり対応に困った。

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小声で呪文のように何か唱えているのが微かに認識できるし、待つと
決めた以上とりあえず待機しようとは思ったのだけど、とにかく長い、
長々と拝み続けている。まあどうせ自分のセカイに没入してしまって
いるだろうし、そもそもヒトは後方視界がなくて後ろで待ってる者に
など気付くはずもない。いっそ終わるまで観察してやろう、と考えた。

男は微動だにしない、つもりでいるのだろうけど肉の薄い身体が安定
を保てないのか微妙にブレている、たぶん10分くらいして頭を上げた
と思ったらまた頭を垂れて詠唱しだしたので、もしかしたらリピート
再生してるのかもしれない、とか思ったら少し気が遠くなる気がした。

とにかく長いとは思ったが、おそらく20分ほどだったろう、ようやく
男が顔を上げて振り返ってこちらに気付いたときの表情は複雑だった。

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